有酸素運動と老化の関係性 若さを保つには

この記事では老化を加速させるといわれる有酸素運動とその要因、さらには解決策をご紹介します。

健康のためによいとされる運動も、その方法や種類を誤るとかえって老化を進めてしまうことになりかねません。このため、老化防止のためには正しい運動法をきちんと身につけておく必要があります。

目次

有酸素運動は老化を加速する研究結果が出ている

酸素を使って筋肉を動かす有酸素運動は気分転換やうつ状態の一時的な改善には効果的とされていますが、近年の研究によって老化防止の観点からは、むしろネガティブな結果が生じることが明らかになりつつあります。

このため、細胞活性、つまり老化防止観点では長時間の有酸素運動は必要ないとさえいわれます。

健康面ではよい影響も

もちろん、健康面から考えれば有酸素運動には一定の効果が認められないわけではありません。有酸素運動のメリットは心肺機能の向上や冠動脈疾患のリスク減などさまざまですが、特に効果がみられるのは、酸素が体内の「ミトコンドリア」を活性化できる点です。

人はエネルギーをつくる方法として無酸素運動による「解糖系」と有酸素運動による「ミトコンドリア系」のふたつを持っています。なかでもミトコンドリア系はエネルギーをつくり出す効率が非常に高く、解糖系のおよそ18倍に及ぶとされます。

しかし老化が進むと、ミトコンドリアが活性化されず解糖系が優位な状態に陥りやすくなります。

そしてこの解糖系が優位という状態は低体温、低酸素、高血糖を招きます。するとホルモンバランスの乱れやすくなり、糖尿病やがんなどのリスクも高まります。

このため、年齢を重ねるほど、健康維持のためには有酸素運動が有効といえるです。

問題となるのは過度な有酸素運動

ではなぜ、有酸素運動は「老化を加速させる」といわれるのでしょうか。この場合、問題となるのは過度な有酸素運動です。過度な有酸素運動は、体がエネルギーをつくる際、同時に副産物も発生させてしまいます。こうした副産物は老化や病気を招く原因となります。

また、楽しみながらする有酸素運動は脳活性を高めますが、一方でランナーズハイのような気分が高揚している状態は要注意です。ハイの状態ある脳は「ベータエンドルフィン」という物質を多く分泌します。このベータエンドルフィンは体がストレスを感じないよう麻痺させる作用があるため、過度に激しい運動をさらにいつまでも続けてしまう可能性があります。

過度な有酸素運動で老化が進む原因

過度な有酸素運動によって発生する副産物とは具体的にはストレスホルモンや活性酵素を指します。そこで、これらがなぜ老化を招くのかをそれぞれみていきましょう。

ストレスホルモンの増加

ストレスホルモンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種、「コルチゾール」のことです。人は身体的・精神的負荷を受けるとそのストレスから身を守ろうとしてコルチゾールを急激に分泌します。そして有酸素運動もまた、コルチゾールの値を上昇させます。これはいわば体の自然な反応で、有酸素運動による負荷が一種のストレスだからです。

さらにそもそも人の体は筋肉を適切に動かすためには多くのエネルギーや酸素が必要としますが、このとき体はコルチゾールを分泌することで心臓の鼓動は早め、心拍数と血圧を上昇させてエネルギーをつくり出します。

しかしながら、コルチゾールはいったん値が上昇すると、体内の酸化物質の量は増加させるため、脳や心臓、消化管、その他の器官の炎症を招き、結果的に老化を加速させてしまいます。

またこうした炎症は、心疾患やがん、糖尿病、アルツハイマー病といった命にかかわる多くの疾病の根底にあるともいわれています。

つまりこれが有酸素運動によって老化が加速するとされる要因のひとつです。

活性酵素が増加

活性酵素もまた、常に体内で生成されるもので、通常は呼吸から取り入れた酸素のおよそ2%が活性酸素に変化するとされます。またこれ以外にも紫外線や放射線、排気ガス、食事、肉体および精神的ストレスなども活性酸素を生成する要因です。

そして、より活性酸素の生成を促進させるのが息の上がるような有酸素運動です。活性酸素は呼吸数が増し、酸素が豊富な体内環境がつくられるとそれに反応するかたちでより多く生成されます。そして生成された活性酸素は酸化ストレスを引き起こすほか、ミトコンドリアを増悪させ、体のダメージの修復を促す抗酸化物質を激減させます。

これが、過度な有酸素運動が老化を招く、もうひとつの要因です。

有酸素運動以外にも筋トレを加えると良い

有酸素運動において発生する活性酸素の悪影響から免れるためには、抗酸化物質やプロバイオティクス(善玉菌)あるいはこれら両方を含んだサプリメントを摂取するのがひとつの解決法です。しかしながら、より効果的な選択肢として有酸素運動のルーティンに筋力トレーニング、いわゆる筋トレを加えるという方法があります。同じ運動であっても筋トレは有酸素運動とは異なりエネルギー消費量が少ないことからミトコンドリアからつくられるエネルギーも少なくて済むため、副産物となる活性酸素をあまり発生させません。

かつ筋トレは酸化ストレスに抵抗し、筋肉や骨、結合組織を生成し、さらに有酸素運動のダメージを取り除くのにも効果的です。また有酸素運動は骨のミネラル密度を低下させ骨減少症の原因ともなりますが、筋トレなら骨減少症の予防効果も期待できます。

運動以外で肌を取り戻すリバースエイジングとは

ここまでのように、運動は間違った方法で行うと結果的に老化を進めることになってしまいます。また、適切な方法で行うことで健康を維持し、老化のスピードを遅らせることはできますが、止めることはできません。

その点、リバースエイジングなら実際の年齢よりも若い体を目指すことができます。このリバースエイジングとは老化を巻き戻し、若返りを図る新たな美容方法です。

実際にはヒト脂肪幹細胞培養液やEGF(上皮細胞成長因子)を施術に活用したり、化粧品に配合することで若返りを図ります。

こうした新たな成分を活用した美容法はもともと美容意識の高い女性のあいだで注目され、近年では男性の間でも利用が広まりつつあります。

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